Book

June 09, 2008

エトロフ発緊急電

佐々木譲の代表作の一つ。

時代は第二次大戦。
改めて歴史の勉強にもなりました。
真珠湾の史実は、知っていたつもりでしたが…。

択捉島から発進していたとは。
正直、知らなかった。
勉強不足かな。

それにしても、北海道を舞台すると
輝きは増しているような…。

北の大地。
たまには訪れたいですね。
これまでの旅の経験は…。

大学時代に北海道一周。
社会人になってからはサハリン。

何かにそそられます。

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May 28, 2008

屈折率

佐々木譲の作品。
でも、かなり趣の異なる物語。

舞台は大田区糀谷界隈。
零細工場の再建を柱に、話は進みます。

ガラスやレンズの世界が詳細に描かれて、専門用語もかなり登場。
でも、それも心地良い。

職人の匠の世界。
コンピューター制御に劣らぬ技術は、町工場に根付いてる。
脇から眺めていても、飽きずに楽しめる。

そんな風に思えます。

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May 09, 2008

バディソウル

鳴海章の作。
副題は、対テロ特殊部隊。

細菌兵器を使用してのテロ。
しかもハイジャックされた飛行機によって…。

有り得ないとは言い切れないのでは。
今の世の中、この程度では驚くべきことでは無い。
と思えてしまうのが悲しい。

でも、特殊部隊の精鋭の凄さには、感動すら覚えます。

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April 28, 2008

一刀斎は背番号6

五味康祐の名作。

昭和30年の作品ながら、古めかしさは皆無。
何か不思議な感覚に陥ります。
舞台となる野球は、今も昔も変わらないということでしょうか。

あの長嶋でさえ入団前の巨人軍。
かろうじて名前だけは知る往年の名選手達。
そして、それを超えた存在感を示す伊藤一刀斎。

面白過ぎる…。

実は、この本にはもう一つ「一刀斎は背番号3」も収録されています。
こちらは、選手を引退した長嶋を救う物語。
五十を過ぎた一刀斎が低迷する長嶋巨人を助けるというもの。

これでさえ、昭和51年作。
こちらは先週も全員わかるし、面白さも倍増。

思わぬ名作に出会えました。

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April 26, 2008

蹴る群れ

「オシムの言葉」の木村元彦の本。

これは、お薦めの一冊。
サッカーを切り口にしながらも、
世界の現実を教えてくれます。

政治、宗教、人種差別、貧困、…。
自らの身一つで、世界を股にかける選手達。
時代に翻弄されながらも生き抜く彼等の姿を、
克明な取材で綴ります。

これだけ世界各国を追い掛けるジャーナリストは、
他にはいないのではないでしょうか。

サッカーが世界標準であることを、
改めて実感させられました。

ジャーナリスティックなサッカー本。
世界に自慢できる一冊です。

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April 19, 2008

帰らざる荒野

佐々木譲の一冊。

今回は警察物ではなく、北海道が舞台。
まだ蝦夷と呼ばれていた幕末から明治期の物語。
開拓期の物語は、まるで西部劇のよう。

かなり意外に思えました。
でも、同じ日本の話。

まだまだ知らないことは、いっぱい有りそう。
読書意欲を掻き立ててくれます。

佐々木譲の北海道関連の本も、目が離せなくなりました。

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April 18, 2008

甘露梅

宇江佐真理作品。
副題は、お針子おとせ吉原春秋。

吉原でお針子として働く主人公。
それも若い娘ではなく、岡っ引の未亡人。
でも、だからこそ面白い。

大人達の物語です。
さすが宇江佐真理。

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April 12, 2008

大根性

三谷幸喜の自伝的小説らしい。
ちょっと疑わしいけど・・・。

ある高校の進学コースのクラスは、
運動会にも参加しないほどのお勉強組。
この設定が嘘っぽいけど。

とりあえずは参加するけど、極度の運動音痴。
その戦いぶりは、かなり笑わせてくれます。

でも、30%は真実という本人談。
はたしてどの部分が本物。
そのことが気になりました。

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April 11, 2008

ニコニコ日記

切ない…、でも面白い。

オフィスで女性部下二人が、
本の貸し借りしているのを見て、
思わず借りた四冊の本。

暫く机の下に置いていたけど、
図書館からの本が途絶えて、
ようやく読み始めることに。

そうしたら何と…。
漫画だった。
ビックリ。

でも漫画も嫌いじゃないし、
一気に読み終えました。
さすがに電車内は、ちょっと抵抗あったけど。

主人公のニコ。
小学生から中学生時代の多感な少女が、
他人に預けられての生活。

哀しくもあり、楽しくもあり。
漫画もたまには良いね!

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April 07, 2008

川の深さは

福井晴敏の本。

宗教団体によるテロ。
といえば、イメージできるものは一つですが・・・。

この作品は他国との関わりや、
警察庁や市ヶ谷まで巻き込んだ壮大な物語。

一般人は知らないだけで、いろんな事が有りそうだなぁ。
そう思える作品でした。
実際のところは絶対に公にならないんでしょうね。

タイトルからは想像できぬ壮絶な話しでした。

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March 20, 2008

SAT,警視庁に突入せよ!

警視庁を占拠し、幹部職員を人質に取る。
佐々木敏の奇想天外な、全く有り得ないような物語。

タイトルには、「中途採用捜査官」と頭に書かれています。
事務職じゃなくて、中途採用があるなんて・・・。
へぇ・・・、ですね。

でも、嘘じゃないみたいですよ。
物語りも、かなり丹念に調査した様子が伺えます。
自身調査による警視庁ビルの見取図も見事。

一般人にこれだけ知られてしまうのだから、
危険な無防備状態と言わざるを得ないのでは。
ちょっと心配になりますね。

警視庁関係者は、この本読んだらビックリした筈。
非現実的、と怒っているだろうか…。

反論も聞いてみたい気がします。

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March 16, 2008

にわか大根

近藤史恵の本。

図書館で借りる本を探している際に、
このタイトルが目に飛び込んできました。

副題の「猿若町捕物帳」は、明らかに時代物。
女性作家の描く江戸の時代物。
ということは、お気に入りカテゴリーですから。

大根役者の「大根」の意でしたが、
実際は大根役者を演じる名優。

凝った状況設定で、面白い物語でした。
これからは、この作者も読んでいこうかね。

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March 06, 2008

臨場

久々の横山秀夫。

検視官を主人公にした物語。
検視による死因の分析。
死体そのもの以上に、状況分析を重要視する。

状況は雄弁に何かを物語るのでしょう。
とはいえ、それを読み取ることができるかは、
検視官の技量次第。
しかも、正しいかどうかは誰も判断できない。

検視を通して、様々なドラマが繰り広げられます。
刑事物より興味深いですね。

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February 11, 2008

眉山

さだまさし作。

映画化されたから、その名前は知っていました。
そして、徳島が舞台で阿波踊りが登場することも。

昨日、出席する結婚式への行き来の間に、
一気に読み終えてしまいました。
そのせいでしょうか。
余計に本作の親娘の絆に感じ入ったように思えます。

まだ一度も見たことのない阿波踊り。
もっと知りたくなりました。

寺社や宗教と無関係の純粋な祭りとのこと。
何だか惹かれます。

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February 05, 2008

かんじき飛脚

三冊連続の山本一力。

図書館で未読の書をこんなに見つけられたのは驚き。
でも、見つけた時は嬉しかった。

この飛脚の物語も傑作。
江戸と加賀を結ぶ三度飛脚の物語。
職業人に焦点が当てられるのが良いところ。

個性たっぷり主人公達の姿が、目に浮かびます。
かなりリアルに描かれているからでしょう。
一日にどれだけ走って、どこに泊まるか。
何か文献に残っているのでしょうかね。

宇江佐真理を一歩リードというところかな。

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February 02, 2008

欅しぐれ

続けて山本一力作品。

深川の大店の主と、賭場の貸元。
この男二人の関係。
かなり格好良い。

江戸時代が舞台だからこそ描けるのかもしれません。
現代では、こんな純粋な関係は成り立たないでしょう。

それにしても乗っ取り屋一味との攻防。
江戸の情報戦といった感じです。

次の一冊も山本一力。
う~ん、期待大です。

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January 25, 2008

道三堀のさくら

深川の水売りの物語。

この界隈を描かしたら、山本一力が断トツでしょうね。
知らない筈の水売りの仕事が、
以前からよく知ってるかのように思えるから不思議です。

水の貴重さは現代の比ではないでしょう。
扱う心意気は、なかなか格好良いものです。

当たり前ですが、薬での処理など無い時代。
どんな味だったんだろう?
凄く美味しいのか、それとも…。
気になります。

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January 19, 2008

流しのしたの骨

江国香織の本。

見事な江国ワールド。
ちょっと奇妙な家族の物語だけど、
淡々と日常が描かれています。

やっぱり家族って大事。
改めてそんな風に思えます。

正月、こんな言葉を聞く機会がありました。
「家族を想い、正しく生きよ。」
心に響く一言。

今年はこれだ!

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January 08, 2008

般若同心と変化小僧

お気に入りの小杉健治の作品。
すっかり時代小説家になってしまったみたい。
副題は天保怪盗伝。

同心と盗賊変化小僧の奇妙な関係。
読み進めていくうちに何となくわかったけど、やはり予想通り。

だからといって安易な設定ではないし、十分楽しめました。
物語とは別に、兄妹の微妙な関係が、
もう一歩進むのを期待したのですが。

遅々として進まず、そこだけは残念なところ。

でもこれはシリーズ物として想定しているからかな。
逆に期待できます。

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December 28, 2007

鷲と虎

佐々木譲の作。

今年発表の「警官の血」が、かなり高い評可。
かつての作品も読んでみたくなりました。

盧溝橋事件時代の飛行機乗りの物語。
騎馬武者のような一対一の戦いに魅力を感じる者たち。

敵同士であっても、何か通ずるものがあるのでしょうね。
「飛行機乗り」という特別の感覚なのでしょうか。

戦争という、決して美化してはならないテーマですが、
空を自由に操る者だけに許された爽快感。
そんな感覚を味わえたような気もします。

但し、現代の飛行機には有り得ないものでしょうが…。

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December 11, 2007

無事、これ名馬

宇江佐真理の作。

これはお薦め!
心が和みますよ。

火消しの頭の吉蔵と武家の倅の太郎左衛門。
この祖父と孫のような歳の差の二人ですが、
何とも良い味を出しています。

太郎左衛門、通称「たろちゃん」。
学問も武術も取柄はないけれど、人柄だけは抜群。

平凡だが幸せな人生を送るであろう、たろちゃん。
今の世にも繋がるような、心温まる話しでした。

まさに、「無事、これ名馬」です。

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December 08, 2007

赤絵の桜

損料屋喜八郎始末控え。
山本一力のシリーズ物。

シリーズで進む話は、楽しみ方も多くて良いです。
完結する話しと、前作から繋がる話し。
主人公達の恋物語も、展開が楽しめます。

損料屋という仕事も、当時としては不思議。
もうちょっと調べたくなりますね。

富岡八幡宮界隈が生き生きと描かれています。
久し振りに訪れたくなりました。

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December 05, 2007

卒業

重松清の短編集。

四編全てが「死」と関連した物語。
とはいえ、ただ暗い哀しい話しで終わらないのが重松作品。

どの物語もが、家族こそが主題。
だから身近に感じられるのでしょうか…。
実際の自分自身の境遇とは全く異なるんですがね。

綺麗事でない現実らしさが、心に深く響くのでしょう。
電車内で思わず涙ぐみそうになり、ちょっと困りました。

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November 27, 2007

ホームレス中学生

No.1のベストセラー作品。
家族全員が読みたがり、結局買うことに。

予想以上の出来でした。
貧乏ネタで笑わせる本かと思ったら、全然違う。
勿論そんな場面も多いけど、本質は別の所に存在していた。

半端じゃない家族愛を感じました。
上辺ではない本物を。
世の中、皆ぬくぬくと育ち過ぎているかもしれませんね。

会社帰りの駅のバス停。
隣で待つ女性も、この本を読んでいました。
ベストセラーになる訳です。

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November 21, 2007

神隠し

小杉健治の三人佐平次捕物帳シリーズ。

前回読んだ本の方が、後の作品。
順番が逆になったので、若干戸惑いました。
基本の物語は一話完結ながら、全体の流れもあるから。

今回の神隠しは、盗人の悪だくみ。
複雑におりなす仕掛けを徐々に崩していく三兄弟。
キャラクターが一段と際立ち、面白さも増しているよう。

シリーズは、どこまで続くのだろう?
いつも次の話を読みたくなります。

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November 11, 2007

三人佐平次捕物帳 怨霊

続けての小杉健治。

一話完結ながら、シリーズとしての展開も興味津々。
今回の話は、花魁との駆け落ち話が発端でしたが、
こちらの興味は主題の裏にある次男の恋物語。

こんな読み方は、異端なんだろうけど・・・。
でも、気になる。

どんどん読み進めなくては。

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三人佐平次捕物帳 天狗威し

小杉健治のシリーズ時代物。

今回はいつも脇役の次男が、かなり全面に出ていました。
体の大きさだけが取柄の次男だから、
どうしても脇に追いやられるのが常だけど、今回は別。

その体躯を活かしての話しに、恋愛まで繋がって
何だか微笑ましい雰囲気。

ただの時代物でないところは、流石です。

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November 03, 2007

陽気なギャングが地球を回す

伊坂幸太郎の作品。
既に映画になってるから名前は知っていた。

でも伊坂作品は、読むのには難解・・・、と思ってたら。
さすがに映画化されるだけあって、読み易かった。
展開も面白く、終盤は意外な結末が連続して読み応え有り。

続編を期待したい一冊。
映画も見たくなりました。

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October 08, 2007

抱き桜

何となくタイトルに惹かれました。

作者は、山本音也という人。
山本一力の棚を探している中で、
このタイトルが目に入りました。

時代劇かなと思いましたが、
実際は戦後間もない頃の和歌山が舞台。

ここでも「桜」の描かれ方も、やはり物語の核。
日本人には、「桜」
といったところでしょうか。

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October 07, 2007

京都の恋

鎌田敏夫の本。
テレビドラマの恋愛物語で有名な作者。

ちょっと試しにと思ったけど、なかなか面白かった。
大人の恋に京都を舞台にするのは格好良いです。
のんびりと散策するのも楽しそうだし。

それにしても最後の展開は、全く予想できなかった。
「やられた!」っていう感じですね。

建築について語られる部分の、このセリフも気に入りました。

「昔の建築が美しいのは、
ものを造ることに対する祈りがあるからだ。
造っている人間の心があるからだ。
今の建築は、いかに効率よく建てられるか、
いかに効率よく使えるか、それしかない。
そんな建物には、すぐに飽きるよ。」

響きます・・・。

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September 29, 2007

ビザール・ラヴ・トライアングル

浅倉卓弥の短編集。

何れの物語も、テーマになるのは人の死と霊。
とはいえ決してホラーではなく、日常の出来事。

身内に不幸があったら、こんな経験は有り得そうだなぁ、
なんて思える話しです。

味わいの有る作品でした。

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September 19, 2007

透明な旅路と

あさのあつこ作品。

ちょっと予想と異なる物語でした。
少し重たいテーマで・・・。

といよりも、あさのあつこの何たるかを知らないので、
勝手な思い違いかもしれません。

あと驚いたのは、これが元々は無料携帯サイト用。
へぇ~・・・。
時代は、かなりの勢いで進歩しているんだと、
そう感じさせられます。

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September 12, 2007

牡丹酒

深川黄表紙掛取り帖【二】。
山本一力作品。

この四人組の物語は、本当に面白い。
江戸時代の広告代理店といったところでしょうか。

如何に売り込むか?
如何に驚かすか?
如何に喜ばせるか?

商売の基本を教わるような、
そんな楽しみまである物語。

土佐の日本酒と鰹の塩辛を江戸に売り込む。
今なら何てこと無い話しでも、時代は江戸。

次は何を売るんだろう?
楽しみ!

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September 07, 2007

狐火の女

小杉健治の三人佐平次捕物帳シリーズ第五弾。

文庫の書棚で見つけてから、嬉しくて続けて借りました。
お気に入りの作家のシリーズですからね。

図書館にはまだ何冊かあった筈。
次回は一気にあるだけ借りようかな・・・。

今回の物語には絶世の美女が登場。
時代物とはいえ、こういう設定も面白い。

三人のキャラクターにも磨きがかかり、
読み応えも十分です。

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August 29, 2007

丑の刻参り 三人佐平次捕物帳

小杉健治の時代物シリーズ。

図書館の文庫棚で見つけました。
普段は単行本の書棚から選んでいるのですが、
今回は出張用に軽い本を選びたかった。

ということで文庫本コーナーで見つけました。
何冊もシリーズがあってビックリ。
続けて読まなくては・・・。

シリーズ物は、思い入れも強くなるし、
人物像も徐々に鮮明になっていきます。

テレビドラマでシリーズ化しても面白そう。

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August 16, 2007

ニコライ盗撮

風野真知雄の作。

著者は全く知りませんでしたが、タイトルが気になって。
思わず借りた一冊です。

ここでの「ニコライ」とは、大津事件でのロシア皇太子のこと。
強引な仮説を基に、この本を仕上げています。

大胆な設定ながら、有り得なくもない、と思わせます。
歴史のこの部分には詳しくありませんでしたが、
ちょっと勉強したくなります。

やはり実在の人物名が登場すると、真実味が増しますね。

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August 06, 2007

弥勒の月

あの「あさのあつこ」の時代小説。
「バッテリー」の作者ですよね。

このジャンルの小説も書くとは知りませんでした。
徐々に幅を広げているのでしょうね。

この作品も面白かった。
最後がちょっと唐突で違和感を感じたけど…。
まあ作品の評価を下げる程では無いけれど。

他の本も読んでみたくなりました!

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August 01, 2007

あやし うらめし あな かなし

夏の読書にはお薦めの一冊。
怪談とまではいかないまでも、その類い・・・。

しかも作者は浅田次郎。
単なる怪談ではありません。
情緒もたっぷり、物語としても十分に面白い。

やっぱりこれもまた夏の風物詩なのかな。

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July 23, 2007

背負い富士

山本一力の本。
当然、作者で選んだ一冊です。

すると内容は、清水次郎長の話し。
何だか懐かしくなりました。

一つは、その地域性。
出てくる方言や土地の名は、当然ながら故郷に近いもの。
自然に言葉が入ってきます。

もう一つは、テレビドラマの影響。
竹脇無我が次郎長役を演じたドラマが気に入ってました。

実際に見たのは再放送。
平日夕方に毎日見るのが楽しみだった。
ということは、見たのはいつ頃なんだろう?
調べたらオリジナルは小学4年生の時だけど・・・。

そして今回改めて驚いたのは、
清水次郎長に対する知識の無さ。
実在の人物だったことは知っていても、
テレビドラマの影響が強すぎるのか、時代劇イメージ。

幕末から明治を生きていたことが不思議に思えます。
やはり博徒だからでしょうかね。
新撰組や幕末の志士のようには扱われない。
仕方ないのかなぁ。

別の次郎長本も読んでみたくなりました。

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July 13, 2007

夜烏殺し

風烈廻り与力・青柳剣一郎という副題。
小杉健治の新刊の文庫本です。

普段は単行本コーナーしか覗かないんだけど、
気に入った本が見つからなかったので文庫本コーナーへ。
それで、この本を見つけました。

小杉健治作品が、意外と数多く並んでいるのにビックリ。
単行本コーナーで、なかなか新作を見かけない筈です。

法廷物ばかりでなく、時代物にも力を発揮してますね。
このシリーズも、しっかり追いかけなくては。

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June 30, 2007

偽日本国

伊藤俊也の作。
本のタイトルに何となく惹かれて…。

ワイドショー、大戦、沖縄、家族、芸能界。
いろいろなテーマ満載で、読むのが大変だったけど。

興味深いテーマも有り、結構面白かった。

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June 23, 2007

こんなサッカーのコラムばかり雑誌に書いていた。

佐山一郎の本。
サッカー関連のライターとしては名の知れた人。

2000年までのネタなので、やや古いんだけど、
サッカーファンとしては全く気にならない。

コラムの殆どは、週刊サッカー専門誌に掲載されていたもの。
普段読むのとは別の方に掲載されていたので、
読んだことないネタばかりだから楽しめました。

でも何と言っても驚いたのは・・・、
掲載ネタの中に知人の名が登場してきたこと。
仕事を通じて知り合った人なんですが、超のつくサッカーマニア。
というよりもアルゼンチンマニアなんです。
W杯でアルゼンチンを追いかける為に、4年間働いているような
そんな大物なんですがね。

たぶんサッカー関係者の間でも有名な程。
実際に別の機会でも、雑誌に何気なくネタとして登場したり・・・。

何かちょっと嬉しくなりました。

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June 13, 2007

剣客春秋

副題が「女剣士ふたり」。
このタイトルに、つい・・・。

作者は鳥羽亮という人。
初めて読むことになりました。

仇討ちを軸に進む物語。
まだ小さな姉弟が剣豪に臨むという設定。
支える面々のキャラクターも、なかなかのもの。

楽しめました。

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June 09, 2007

ケルト入門書

市立図書館で借りられるのは、一回に五冊まで。

五冊すんなり決まらない時は、
小説以外の書棚にも目を向けることにしています。
それは、サッカーとアイルランド物。

今回は、そのアイルランド物を探していて見つけた一冊。
アイルランド=ケルトではありませんが、かなり近い言葉。
改めてケルトの勉強にと思い・・・。

欧州文化の根底にもケルト文化が存在することを知り、
何故か心強い気持ちにさせられます。
不思議な感覚ですが・・・。

アイルランドを訪れたのは、既に19年前。
もう一度訪れて、あの緑の大地を踏みしめてみたい!
そう思わせてくれる一冊でした。

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June 06, 2007

幼な子われらに生まれ

重松清の作。

テーマは家族。
結婚、離婚、そして再婚。

離れて暮らす実の娘と、共に暮らす妻の連れ子。
経験は無いけれど、想いはわかるような気がします。

人目を気にせずに済むガラガラ電車だったせいか、
ちょっと涙ぐみそうに…。

満員電車でなくて良かった。

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May 31, 2007

ワールドカップの世界地図

W杯での数々の逸話。

サッカー通としては、かなり知った話しが多かったけど、
いくつかは新しいネタ。

世界はサッカーで回っていると改めて認識しました。

サッカーこそ、紛れも無い「世界共通言語」。
面白い!

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May 30, 2007

お腹召しませ

浅田次郎の時代物短編集。

特に表題作は秀逸。

「お腹召しませ」とは、切腹しなさいの意。
お家取り潰しを避けるための唯一の手立ては自害すること。
家族皆が、あっさりとこのセリフを言い出す始末。

最後には、「やっぱりやめた」となるのだが。
途中の有様は滑稽です。

他作品も現代社会を上手に投影した形での物語り。

相変わらず読み応えある作品を書いてくれます。

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May 19, 2007

もう一度会いたい

小杉健治の新刊。

図書館で新刊に借りられるのは珍しい。
ラッキーでした。
今年発行の本ですからね。
まだ新品同様だから気分も良いし・・・。

内容は、「引きこもり」「アルツハイマー」といった
現代の病が織り込まれた中での事件が展開。

アルツハイマーにより記憶が失われつつある中で、
昔の恋人に会いたいという一途な気持ち。
そして引きこもり青年が、それを手助けしながら立ち直っていく。

比較的シンプルな筋書きながら、現実の世界の
有り得る話しとして共感できます。

NHK出版の本。
ということはNHKでのドラマ化は確実。
楽しみです!

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May 15, 2007

終戦のローレライ

ついに読破!
福井晴俊の超大作。

上下巻合わせて1000ページ以上、しかも二段組み。
単なる量だけでなく、中身もかなり濃厚でした。

やはり映画とは異なるストーリー展開。
でも原作者が映画の脚本にも協力したみたいだから、
まるっきり偽物ではないけど・・・。

でもやっぱり本の方が、断然凄い。
途中、話しの展開が違うんだなぁ、
という程度で読んでいたのですが・・・。

何と言っても一番の違いは、戦争の悲惨さ。
これほど大胆に克明に描かれたのでは・・・。
とても映画にはできなかったのでしょう。

あり得ないようだけれども、これがたぶん現実。
やるせない気持ちにさせられます。

本を忠実に再現したものを映像で見てみたい。
SFとして、そして反戦の物語として!

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April 19, 2007

水無川

小杉健治の作品。
久々に新しい(比較的ですが)本を読めました。

そもそもが殆ど読んでいるので、なかなか新しいのに出会わない。
でも、本作品は新鮮でした。

児童虐待という新しいテーマである一方で、
デビュー作「原島弁護士の愛と悲しみ」に通じる部分もあり。

主人公の家族への愛の強さを思い知らされます。

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April 15, 2007

オーケイ。

海老沢泰久の短編集。

表題は、ゴルフのOK。
確実に入る距離のパットを打たなくてもOKする意。

ゴルフ以外も含めて、スポーツが主題の短編。
スポーツ好きには、描かれた心理がなかなか面白い。

これって案外と身近なテーマなのかもしれません。

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April 09, 2007

盗聴

真保裕一の短編集。
表題作を含め五つの物語。

何れも裏の裏をかく、といった趣。

ちょっと人間不信に陥りそう。
まあ殺人がテーマなのだから、
普通の人には有り得ないことなんだろうけど・・・。

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April 05, 2007

6(シックス)ステイン

福井晴俊の短編集。

防衛庁情報局のAPが主役。
APとはAssisting Police Officer の略称。
普段は一般人として日常生活を営んでいるが、
召集がかかれば秘密任務を実行する。

へぇ~、こんなのあったんだぁ。
ちょっと驚きながらも、引き込まれるように読み終え